【変形性膝関節症】若い人の原因は?疑うべき事・今後すべき事

  • この膝の痛みは変形性膝関節症かも
  • まだ若いのに、変形性膝関節症と診断されてしまった

そんな不安や悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

2bf17cff960a0c84b31661e2ebeda4ec s 300x200 - 【変形性膝関節症】若い人の原因は?疑うべき事・今後すべき事

一言に膝の痛みと言っても原因は様々。
まだしっかり診断されていないのであれば、変形性膝関節症でない可能性も十分あります

また仮に診断されてしまったとしても、その痛みが本当に軟骨のすり減りから来ているのかはわかりません。

まずは、自分の膝の状態をしっかりと把握するところから始めることが大切です。

ここでは、膝痛の原因をいくつかピックアップしてまとめさせていただいています。当てはまるものがあれば、参考にしてみてください。
 

変形性膝関節症以外にも膝が痛む原因はたくさんある

【膝の痛み=変形性膝関節症】というわけではありません

膝の痛みを感じる代表的な病態をまとめておきますので、よければ参考にしてください。

最終的な診断は医師にしかできません。
痛みがあればまず整形外科へ行き、膝の状態を把握するようにしましょう。

半月板損傷(はんげつばんそんしょう)

膝関節の中には、クッションとしての役割を持つ半月板があります。

984471 コピー コピー 300x299 - 【変形性膝関節症】若い人の原因は?疑うべき事・今後すべき事

ジャンプの着地などで強い衝撃が加わると、半月板に傷がついたり部分的に断裂してしまうことがあります。

半月板損傷には以下のような特徴的な症状がみられ、比較的診断のしやすい病態になります。

  • 突然の膝崩れ(ギビングウェイ)
  • 膝が動かなくなる(ロッキング)
  • 膝が引っかかる感じ(キャッチング)
膝の痛みに加え以上のような症状がある場合は、半月板損傷が疑わしくなります。

靭帯損傷(じんたいそんしょう)

靭帯は関節にズレが生じないように働いてくれています。

代表的な靭帯は以下の4つ。

984471 1 300x299 - 【変形性膝関節症】若い人の原因は?疑うべき事・今後すべき事

  • 内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)
  • 外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)
  • 前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)
  • 後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)

いずれも膝に強い衝撃が加わることで痛めやすく、スポーツ動作中の方向転換・急ブレーキ・接触プレーなどで受傷することが多いです。

このようなきっかけがあり、尚且つ痛めてすぐに膝の炎症が起きた場合などは、靭帯損傷が疑わしいといえます。

【急性炎症の5兆候】
・疼痛・熱感・腫れ・発赤・機能障害(動かしにくい・力がはいらないなど)

※靭帯損傷についての詳細は、こちらでまとめています。

『この膝の痛みは靭帯損傷?』鑑別方法と病院へ行くべき目安

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)

腸脛靭帯炎はランナー膝とも言われ、膝の屈伸を繰り返すスポーツをされる方に多く見られます。

膝関節の外側にある骨の出っ張りと、その上のスジがこすれ合うことで炎症を起こし、痛みを感じるようになります。

IMG 4197 225x300 - 【変形性膝関節症】若い人の原因は?疑うべき事・今後すべき事引用元:ネッター解剖学アトラス(原著第3版)P476 株式会社南光堂 著者:Frank H.Netter

ランニングやロードバイクなどをされる方で、膝の外側やや上部に痛みがあれば腸脛靭帯炎の可能性があります

炎症なので、腫れたり熱感が出ることが多いです。
触って確認してみるのも良いでしょう。

※腸脛靭帯炎についてはこちらでまとめています。よければ参考にしてください。

【膝の痛み】ランニングで外側が痛い!誰も教えてくれない対処法

膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)

膝蓋靭帯炎はジャンパー膝とも言われ、バレーボール・バスケットボール・バドミントンなど、ジャンプや強く踏み込む動作が多いスポーツによくみられます

太ももの筋肉(大腿四頭筋)が固くなることで、その筋肉の付着部であるお皿の上下に痛みが出現します。

上記のようなスポーツをされている方で、お皿付近に熱感や腫れがある、押して痛むといった場合は、膝蓋靭帯炎が疑わしくなります。

※膝蓋靭帯炎についてはこちらで詳細にまとめています。よければ参考にしてください。

【膝の痛み】ジャンプと着地がつらい⇒意外すぎる2つの原因とは

妊娠中・産後の膝の痛み

妊娠中や産後の時期は、ホルモンの影響で骨盤がゆるんでいる状態です。
体幹が不安定になることで膝への負担が増えてしまい、痛みを感じるようになります。

また同様にホルモンの影響を受け、下半身への血流低下が起こります。
その結果、膝周りの筋肉がこわばり、重いだるい痛みを感じるようになります。

※妊娠初期、育児中の膝の痛みについては、こちらで詳細にまとめています。

【妊娠初期の膝の痛み】理学療法士の視点から見た対処法について
【育児中の膝の痛み】その原因と理学療法士的ケア方法まとめ


こちらで上げさせていただいた以外にも、原因がハッキリしない膝の痛みはたくさんあります。

自分では思いもよらぬ動きが膝への負担になっていたり、姿勢や膝以外の柔軟性の低下が原因になっている場合もあります。

下記で症状別の対処法などもまとめていますので、気になる方はもう少しお付き合いください。

若い人が変形性膝関節症になるのはどんな時?原因は?

変形性膝関節症は、”加齢による軟骨のすり減りが原因”というのが一般的にいわれていることです。

しかし若いうちに、

  • 半月板損傷
  • 靭帯損傷
  • 膝周りの骨折
  • お皿の脱臼
  • 膝のねんざ

などの怪我をされた方などは、比較的は若い年齢から膝の変形が見られるといわれています。

また、負担がかかればかかるほど変形も進みやすくなるため、長時間の立ち仕事をされている方も変形性膝関節症になりやすいといえます。

※他にも・・・

O脚やX脚などがある方も、膝の一か所に負担が集中することで変形が進むことがあります。
関節リウマチのように関節が壊れていく病気の場合も、変形が起こります。

※X脚・O脚と膝の痛みについては、こちらでまとめています。

【膝の痛みとX脚】あきらめる前にすべきこと
【膝の痛みとO脚】あきらめる前にすべきこと


これだけ膝が痛む病態や原因があるので、なかなかご自身での判断は難しいと思います。

膝の状態を知り的確な対処をするためにも、まずはしっかり検査を受けることをお勧めします。

若くして変形性膝関節症と診断されてしまった…まずとるべき行動は?

今感じている症状は変形性膝関節症によるものかもしれません。
しかし、変形性膝関節症になってしまったことにも必ず原因があります。

なので、今の状態だけをみて痛み止め・注射・マッサージなどをしているだけでは”なかなかか良くならない”という方がほとんどではないでしょうか。

  • 変形性膝関節症になってしまった元々の原因は何なのか
  • 今行っている治療は、何を目的にしているのか

その辺りを先生やリハビリ担当者に聞いておくと、自分がすべきことや目指すことが明確になると思います。

リハビリは自分が変わっていかなければ、なか成果が現れません。
まずは自分がどんな状況にあり、何をしているのかを把握するところから始めることが大切です。
 
 

変形性膝関節症による症状軽減のために自分でできることは?

5b1d3cd6dbee050c1df00bdf674cbe22 s 300x225 - 【変形性膝関節症】若い人の原因は?疑うべき事・今後すべき事

基本的には、病院で支持された運動やストレッチをするようにしましょう。

また、下記に症状別の対処法をまとめていますので、よければ参考にしてください。
そして当てはまるものがあれば、無理のない範囲で実施してみてください。

階段の昇り降りが辛い

この場合は、体の使い方や膝周りの筋肉がうまく機能していない場合が多いです。

※階段の昇り降り、それぞれの詳細はこちらでまとめています。

【膝の痛み】階段を降りるときがつらい!対処法のすべて
【膝の痛み】階段を上るときが辛い…⇒これだけ試してみて!

しゃがみ動作が辛い

しゃがむ時に膝が痛い・膝裏が痛い」そんな場合は、股関節や足関節の固さ、また膝の不安定性が原因と考えられます。

※詳細な対処法は、こちらを参考にしてください。

『膝裏がしゃがむと痛い…』自分で解決できる?【専門家の徒然】

膝裏が痛む

この場合も膝の不安定性が考えられます。

膝裏の痛みは順を追ってケアしていく必要があるため、少し複雑です。

※詳細はこちらを参考にしてください。

【変形性膝関節症の膝裏の痛み】本気で治したい方へ

立つときに膝が痛い

この場合も柔軟性低下や、体を動かす順番が崩れていることが原因であることが多いです。

私達が普段自然に行っている、”膝に負担がかからない立ち方とは”という部分についてもまとめていますので、こちらを参考にしてください。

【膝の痛み】立ち上がる時つらい・立てない⇒有効な3つのコツ


当てはまる症状があれば、そちらにも目を通してみてください。

まとめ:若い人と変形性膝関節症について

変形性膝膝関節症という病名が有名になったこともあり、少しでも膝に痛みがあると疑ってしまいますよね。

ただ、膝に何かしらの症状があり、レントゲン上で若干変形が見つかれば、たとえ変形が痛みの原因でなくても”変形性膝関節症”という診断が付けられてしまうことも多いです

あまり深刻に考えず、膝にはどんな負担がかかっているのか、どうすれば負担を減らすことができるのかを考えて対処していくことが大切です。

参考になる内容がありましたら、よければ実践してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする