座禅で膝の痛みが…⇒これを試してみて下さい(理学療法士の徒然)

痛み座禅が組めない』
そんな方は意外といらっしゃると思います。

9dcecc6a7369c363d018729925a0e6fe s 500x281 - 座禅で膝の痛みが…⇒これを試してみて下さい(理学療法士の徒然)

禅の基本は非思量(ひしりょう)といって、頭の中を空にして考え事を追わないこと。
なので、『痛い』『辛い』と思いながらの座禅は、本来の意味とは違ってきてしまいます。

その為、結跏趺坐・半跏趺坐などの姿勢にこだわらず、椅子や正座など、楽な姿勢で座禅をすることも最近では増えてきているようです

しかし、結跏趺坐は座禅の基本姿勢。
『今は膝の痛みがあるが、少しずつでもできるようになりたい』という方は、読み進めてみてください。

・結跏趺坐(けっかふざ)
⇒両足を反対の太ももに乗せ、足の裏を上に向ける座り方。

・半跏趺坐(はんかふざ)
⇒片方のみを反対の太ももに乗せた姿勢。

膝の痛みで座禅が組めない。なぜ?

座禅で膝が痛くなるのは、”股関節と足関節が固いから”とよく言われています。

膝は屈伸以外の運動が苦手な関節

このことを前提に考えると・・・

座禅の時に股関節が十分に開かなければ、膝関節にひねりが加わり、痛めてしまう可能性が高くなるということです。

また足関節もつま先を大きく下げる必要があるため、固さあればより膝を曲げなければいけなくなってしまいます。

特に女性の場合は内股傾向の方が多いので、あぐらよりも股関節を開く結跏趺坐は膝に大きな負担がかかります。

※男性の場合も体が固い方は要注意です。

また結跏趺坐がつらい方にはもう1つ特徴があり、それは”腰の筋肉が張っている”ということです。

腰の筋肉が張ると股関節が開きにくくなることが多い為、膝への負担も大きくなります。

※ではどうするか・・・

股関節と足関節をストレッチをするだけでも良いですが、まず最初に緩めておきたいところがあるんです。

座禅の際の膝痛改善を目指して

座禅を少しでも楽に組めるよう、柔軟性を改善していく方法を紹介させていただきます。

膝痛解消の為、最初にやっておきたい事(体幹の柔軟性改善)

まず最初に、腰の筋肉を緩めることをして行きます。

このように、腰を丸めた姿勢をとります。

373770 - 座禅で膝の痛みが…⇒これを試してみて下さい(理学療法士の徒然)

この姿勢で、1分ほど深呼吸をしていきましょう。

先ほども伝えさせていただいたように、腰の筋肉が固い方は内股傾向になりやすく、股関節が開きにくくなってしまいます。

その結果、膝への負担も大きくなるので、しっかり緩めておきたい場所です。

座禅は背筋をスッと伸ばして深い呼吸をするかと思いますが、腰の緊張を取り柔軟性を促していくときには、背中を丸めてストレッチしていきます。

股関節のストレッチ

座禅は股関節を大きく開く動きが要求されるため、そのまま開くストレッチをしていきましょう。

957764 300x449 - 座禅で膝の痛みが…⇒これを試してみて下さい(理学療法士の徒然)

このような姿勢になり、無理のない範囲で30秒ほど前屈をしていきます。この時、呼吸は止めないようにしてください。
(左右差を確認する意味でも、両方行います)

膝の痛みと相談しながら、なるべく反対側の足の付け根まで、しっかり足を乗せるようにしましょう。

持ち上げた方の足のかかとが、自分のお腹に付いているくらいまで曲げられると良いですね。

足関節のストレッチ

足関節はしっかりつま先を下げる必要があるため、正座ができる方は正座をしてみましょう。

142659 300x300 - 座禅で膝の痛みが…⇒これを試してみて下さい(理学療法士の徒然)

正座が難しい場合は、先ほどの足を組んだ姿勢になり、足の指を丸め込むように、手でストレッチをしていきましょう。

(30秒を目安に行います)

※正座の膝の痛みの関係については、こちらでまとめています。

【膝の痛み】正座ができない…不安になる前に試して欲しい事

股関節~太ももの筋肉の外巻きマッサージ

最後に、股関節から太ももの筋肉をマッサージしていきます。

これにはちょっとしたコツがあり、筋肉を外巻き方向にマッサージしていくということです。

座禅の結跏趺坐ができない方は、繰り返しになりますが内股傾向が強くみられます。
太ももの筋肉は大腿骨(だいたいこつ)という骨に巻き付くように付いているので、内股の場合は筋肉も内巻きになってしまいます。

そこで外巻きにマッサージをしていきます

①椅子にすわり、力を抜きます

②痛みがある方の足の付け根から膝までを、内側から外側に向けてマッサージしていきます

特に股関節周囲の筋肉はこわばっていることが多いため、少し念入りにマッサージするのがお勧めです。


ここまでやり終えてからもう一度座禅を組んでみると、少し違いを感じるかもしれません。
少しでも変化を感じられたら、継続して取り組んでみてください。

まとめ:膝の痛みで座禅ができない・・・

どうしてもアジア圏の座禅というと、あぐらのような結跏趺坐・半跏趺坐などを想像してしまいますが、西洋では椅子で行うことが一般的なようです。

繰り返しになりますが、禅の基本は非思量(ひしりょう)といって、頭の中を空にして考え事を追わないこと。

”を感じながら行っては、本来の目的からそれてしまいます。

まずは”いかに楽に行えるか”そこから始めてみても良いかもしれませんね。

そして少しずつ柔軟性が得られてから、結跏趺坐・半跏趺坐などを検討してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

以下のような症状があるばある場合は、併せて確認してみてください。

【膝の痛み】階段を降りるときがつらい!対処法のすべて
【変形性膝関節症の膝裏の痛み】本気で治したい方へ
【膝の痛み】立ち上がる時つらい・立てない⇒有効な3つのコツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする