「脱水で膝の痛みが…」その関係性と対処法のイロハまとめ

膝の痛みの原因として、”脱水”を疑っている方もいらっしゃると思います。

鋭いですね。

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人間の体の60%は水分でできているといわれていて、筋肉・関節・軟骨などにも水分は含まれています。
それを思えば、脱水で膝が痛くなることにも納得ができると思います。

ここでは、脱水と膝の痛みとの関係について触れながら、以下の3点についてまとめてみました。

  • 関節にとって水分がどれほど大切か
  • 水分捕球のポイント
  • 関節の水分を増やす為に取り入れたい事
慢性的に繰り返す膝の痛み。その原因は”脱水”かもしれません。

脱水と膝の痛みの関係について

はじめに、脱水と膝の痛みの関係からまとめていきましょう。

脱水状態になるとなぜ関節痛が起きるの?

人間の身体の実に60%が水分と言われています。

関節の中にある関節液、軟骨、筋肉にも水分は存在するので、不足すれば問題が出ることは容易に想像できます。

また、体が脱水状態に陥った際の反応が、関節痛を生むことわかっているんです。

↓↓↓

脱水状態になると、ヒスタミンというホルモンが体の中の各物質に働きかけて、水分不足を解決するシステムを作動させます。

その”ヒスタミンの信号に痛覚神経が接触する”ことで、関節に痛みを感じるようになります。

年齢を重ねるほど関節に痛みを感じる理由は、脱水センサーが鈍っているからかも…

私自身、若い頃は『のどかわいた~』とよく口にしていた気がしますが、大人になってからはその回数がかなり減っています。

もちろん汗をかく量が減っているので当たり前かもしれませんが、それ以外に”歳を重ねると、体の水分が不足していることを感じにくくなる”ということがわかっているんです。

その為、高齢になるほど慢性的な脱水に陥りやすく、関節・軟骨・筋肉に含まれている水分量も少ない状態に…。
関節は衝撃を吸収できなくなり、筋肉は硬直してしまうことで、痛みを生んでいる可能性もあるということです。

  • 原因がわからない関節痛が続いている
  • レントゲンで異常なしと言われた
  • 飲み薬や湿布でなんとなくしのいでいる

そんな方の場合、もしかしたら脱水が関係しているかもしれません。

薬に頼る前に、水分補給を試してみるのも対処法の1つです。

水分やミネラルが失われていく夏や、水分をあまり摂取しなくなる冬に症状が悪化する方は、水分不足による関節痛を疑ってみてはいかがでしょうか?


他にも、脱水による血流不足から筋肉内の老廃物が排除できなくなり、関節周囲の痛みとして感じることもあります。

次は、脱水を見極める目安をまとめておきます。

脱水症状かどうかを見極めて、膝の痛みを予防する

脱水時に見られる症状から、水分不足かどうかを知ることができます。

一般的な脱水症状

【軽度の脱水症状】

  • ふらつく
  • 口が渇く
  • 手や足先がしびれる

【中等度の脱水症状】

  • 唾液と尿量の減少
  • 頭痛
  • 吐き気

【重度の脱水症状】

  • 意識障害
  • けいれん
  • 幻覚
  • 呼吸困難

できればこれらの症状を感じる前に水分補給をしたいところ。
遅くとも”軽度の脱水症状”が確認された時点で、水分補給をするようにしましょう。

※他にも…

”皮膚をつまんだ後、3秒しても元も状態に戻らない”という場合も、脱水を疑うという確認方法もあります。


一部では、「唇の渇きは、脱水の末期症状」なんてことも言われています。

軽度の脱水症状がみられた時点で、体は慢性的な脱水状態に陥っているかもしれません。

最後に、水分補給のポイントや注意点についてと、関節の水分を増やすためのコツをチェックしていきましょう。

脱水にならないために:水分補給のポイントと注意点

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最後に、脱水への対処法をまとめておきます。

水分摂取量の目安と注意点

1日の水分摂取量の目安は、体重や年齢などから導き出すことができます。

【体重別で見ると】

  • 45kg:約2リットル
  • 50kg:約2.2リットル
  • 60kg:約2.6リットル
  • 70kg:約3.0リットル

【年齢別で見ると】

  • 成人前:100ml×体重
  • 成人後:35ml×体重
  • 60歳以上:30ml×体重

このように、必要な水分摂取量を計算することができます。

若干の差はありますが、体重が50kgの方の場合は2リットル前後、体重が60kgの方は、2.5リットル前後を目安に摂取するのが理想になります。

脱水には、自分で乾きを自覚できないミネラル不足も関係しています。

たくさん汗をかいてミネラル分が失われているにもかかわらず、水ばかり飲んでいては脱水は改善されません。

普段は水でもOKですが、夏場や運動後に汗をよくかいたときは、経口補水液での水分摂取を心掛けるようにすると良いでしょう。

また、お茶やコーヒーばかり飲んでいると、水分補給よりも利尿作用の方が強力なため、水分を摂取しているのに体は脱水していくという事態が起こります。

特別汗をかいていない場合の水分補給は、なるべく純粋な水をお勧めします。

※以下の3点がポイントです。

  • 普段の水分摂取は水
  • 汗をかいたら経口補水液
  • コーヒーやお茶で水分補給をしない
水分の過剰摂取は腎臓への負担になることもあります。
腎疾患を患っている方などは、医師と相談しながら摂取量を決めるようにしてください。

膝の関節液(かんせつえき)を増やす為に

関節液には関節をスムーズに動かす役割や、衝撃を吸収してくれる働きがあるので、不足してしまうと膝に悪影響を及ぼします。

そんな関節液ですが、いつも十分な量が満たされているわけではありません。

ではどうすれば関節液の量を増やせるのか?

それは・・・

軟骨はスポンジ構造になっていて、関節が動いていない時には軟骨が水分を蓄えています。
そして関節を動かしたり体重が乗ると、ジワ~と関節液がにじみ出てくる仕組みになっているんです。

⇒つまり、関節液を増やすには運動が大切ということです

(ウォーキングなどが最適ですが、痛みがある方は屈伸運動だけでも問題ありません)

動き出しで関節にこわばりを感じることがあるかもしれませんが、それは、まだ関節液が関節内に満たされていないことが理由の1つにはあります。

しばらく動いていると関節液が分泌されるため、関節は徐々にスムーズに動くようになります。

関節液を増やすためにすべきことは、

①水分摂取

②運動

となります。

とても単純ですが、水分不足による関節痛の軽減には大切なことなので、少し覚えておいてください。

まとめ:膝の痛みと脱水について

関節痛は水で治まるかもしれない」ちょっと意外だったのではないでしょうか?

関節が痛いときは、冷やす・ストレッチ・マッサージ・筋トレなど、様々な対策方法を試すことがあるかと思います。

その際は、是非、水分補給もその中に加えてみて下さい。

思わぬ結果が、待っているかもしれませんよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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