『膝を押すと痛い!』痛みの原因がわからず不安な方へ

『何気なく押すと痛みが・・・』

  • なぜ痛いのか
  • いったい何が起きているのか

不安になりますよね?

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膝を押すことで痛みを感じる方の多くは、膝の組織に傷がついていたり、炎症を起こしているケースがほとんどです

そこで、まずは押すと痛みを感じる場所から、どんな病態が予測されるのかをチェックしておきましょう。

あくまでに参考用にまとめさせていただきました。
症状が続いている場合には、病院でしっかり診断をしてもらってください。

膝を押すと痛い:前側に痛みがある場合に考えられること

前側は、お皿の周りに痛みを感じることが多いです。

お皿の上が痛む場合は、大腿四頭筋腱障害(だいたいしとうきんけんしょうがい)といって、筋肉の端にある腱に問題が起きている可能性があります。

お皿自体を押すと痛む場合は、お皿と大腿骨(だいたいこつ)の間で問題が起きているケースが多く、膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)が疑われます。

お皿の下は膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)、別名ジャンパー膝とも言われていて、ジャンプを繰り返すバレーボールなどの競技に多く見られます。

さらにその下の骨の突起が痛む場合は、オスグッド病と言って、成長途中にある軟骨が筋肉に引っ張られることによって痛みが出現することがあります。

お皿を外に向けて動かした際、不安感や脱臼感を覚えるようであれば、膝蓋骨に不安定性がある可能性があります。

膝を押すと痛い:内側に痛みがある場合に考えられること

お皿のすぐ内側が痛む場合は、内側膝蓋ヒダ障害(ないそくしつがいひだしょうがい)の可能性が考えられます。関節を包む袋はヒダ状になっていて、その部分が炎症を起こした場合などに、押すと痛むことがあります。

お皿の内斜めに下に手を滑らせていくと、骨の隆起があります。その部分は鵞足(がそく)といわれ、縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はっきん)、半腱様筋(はんけんようきん)という3つの筋肉が付着する場所です。筋肉の緊張が高くなると、鵞足炎(がそくえん)という炎症を起こし、押すと痛むようになります。

またお皿からまっすぐ内側に行った部分には、内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)があり、傷ついている場合には痛みを感じます。

さらにその内側側副靭帯のすぐ後ろには内側半月板があり、深く押すことで痛みがある場合は、損傷を疑います。

内側は変形性膝関節症の方にも圧痛が強く出る場所です。
膝の調子が悪かったり、痛みや違和感が悪化しているようであれば、早めに病院を受診しましょう。

膝を押すと痛い:外側に痛みがある場合に考えられること

お皿からまっすぐ外側に行ったところに、外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)があり、そこが痛む場合は損傷を疑います。

また外側側副靭帯から少し内側に入ったところには外側半月板が確認できるので、深く押して痛みが出る場合は、傷ついている可能性があります。

また関節から少し離れた上側には、腸脛靭帯(ちょうきじんたい)があり、この靭帯と大腿骨(だいたいこつ)の骨の突起がこすれ合って腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)を起こすことがあります。その場合は、同部に圧痛がみられます。
(別名:ランナー膝)

腸脛靭帯炎はランナー膝とも言われるように、膝の屈伸を繰り返す競技に多く見られます。

膝の筋肉が緊張しても圧痛を感じるようになる

筋肉は骨から始まって骨に終わります。筋肉が縮むことで骨同士を引っ張って、関節が動くという仕組みになっているんですね。

動きのクセや姿勢などの影響から、筋肉の緊張が高まると、その筋肉は付着している骨を強く引っ張ります。その結果、筋肉の付着部が炎症を起こしてしまう場合があるんです。

この画像を見てください↓↓↓

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引用元:ネッター解剖学アトラス(原著第3版)P472 株式会社南光堂 著者:Frank H.Netter

この青と赤の部分が筋肉のつく場所を示しています。

膝周りの筋肉の緊張が高くなると、特に青い部分に炎症が起きやすくなります。

鵞足炎もこれにあたります。

この症状は筋肉の緊張が落ち着けば治まっていきますが、姿勢や動きのクセなどの影響で緊張が高まっている場合、治りが遅かったり、再発を繰り返してしまうことが多いです。

原因を特定し、姿勢や動作を修正するためのリハビリなどを検討する必要があるかもしれません。

膝を押すと痛い時の原因まとめ

ここまでのことを、まとめておきましょう。

膝の前側を押すと痛みがある場合

  • お皿の上:大腿四頭筋腱障害
  • お皿そのもの:膝蓋大腿関節症
  • お皿の下:膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)
  • お皿の下の骨の突起:オスグッド秒

膝の内側を押すと痛みがある場合

  • お皿のすぐ内側:内側膝蓋ヒダ障害
  • お皿の内斜め下:鵞足炎
  • お皿からまっすぐ内に行ったところ:内側側副靭帯損傷
  • 内側側副靭帯より後方:内側半月板損傷

膝の外側を押すと痛みがある場合

  • お皿からまっすぐ外に行ったところ:外側側副靭帯損傷
  • 外側側副靭帯から少し内側:外側半月板損傷
  • 関節からやや上に行った部分:腸脛靭帯炎(ランナー膝)


膝を押すと痛む原因として、目立つものを挙げさせていただきました。

これだけの原因があるので、正直自分ではなかなか鑑別が難しいと思います。

痛みが継続していたり、不安な方は、一度病院で診てもらっておくと安心ですよ。

何もなければそれでOKですし、何かあっても早めの対処につながるので(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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