『膝の痛みで力が入らない…』適切に対処するための知識まとめ

膝の痛み力が入らない…』
そんな症状に悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

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一言に膝の力が入らないといってもその原因は様々。
当たり前ですが、しっかりと原因を把握し対処することが、早期回復のポイントになります。

ここでは、膝に力が入らなくなってしまう原因について触れながら、それぞれ原因に対する対処法までをまとめさせていただきました。

自己判断で対処していく場合、症状を悪化させてしまう可能性もあります。
あくまで参考程度に、目を通していただければと思います。

『膝の痛みで力が入らない』関節には何が起きているの?

膝に力が入らない場合、関節ではいったい何が起きているのでしょうか?

考えられる原因から、まとめていきます。

半月板に傷がついている

膝関節の中には半月板という組織があり、クッション材としての役割を担っています。

半月板に傷がつくと”ギビングウェイ”といわれる膝崩れの症状が見られることがあり、これが『膝に力が入らない』原因の1つです。

半月板には”関節が今どの位置にあるのか”を判断するセンサーとしての働きもあるため、一部が傷ついていると誤作動を起こし、急に力が抜けてしまうという仕組みになっています。

半月板に傷がつくと、他にも引っかかる感じがしたり、”ロッキング”といって痛みと共に関節が固まってしまう症状が起きることもあります。

これらの症状のいくつかがみられている場合は、半月板損傷を疑ってみても良いかもしれません。

半月板はクッション材としての役目があるので、強い衝撃が加わることで傷つくことが多いです。
・ジャンプからの着地
・スポーツなどの激しい運動
・接触プレーなど予想外の動き  ・・・など

膝に体重が上手に乗っていない(階段・床からの立ち上がりで顕著にあらわれる)

膝関節をよく見ると、関節面は平らな構造をしています。

IMG 4238 300x400 - 『膝の痛みで力が入らない…』適切に対処するための知識まとめ引用元:ネッター解剖学アトラス(原著第3版)P497 株式会社南光堂 著者:Frank H.Netter

その為、体重が上手に乗ることで初めて力が伝わり、しっかりと地面を蹴ることができるようになります。

仮に関節面が斜めだった場合、力がまっすぐ伝わらずそれだけ踏ん張りも利かなくなってしまいます。

例えば、

  • 階段を上る時、足をまっすぐではなく内側や外側についている
  • 床から立ち上がる際に、足が傾斜してたまま踏ん張ろうとしている

このような動作をされている場合、力の入りにくさを感じやすくなります。

スネをまっすぐに立て、しっかり膝に体重を乗せることができれば、それだけ力も発揮できるようになります。

特に床から立ち上がる際は、全身の柔軟性が要求されます。
体が固い方の場合は、無理な体勢で膝に力を入れることも多く、膝を痛めやすくなります。
 
 

膝周りの筋肉が問題の可能性も

脚が動く際、縮む筋肉もあれば、伸びる筋肉もあります。

※例えば、膝を伸ばしていくときは、太ももの前の筋肉は縮み、後ろの筋肉は伸びていきます。

しかし筋肉にこわばりがあった場合、スムーズな筋肉の伸び縮みができず、力が発揮できない場合があります。

また、筋肉とは少し違いますが、お皿の周りにある脂肪や靭帯などが癒着していた場合も、関節が上手に動かず、力が発揮できないこともあります。

股関節に問題がある場合も

立ったり階段を上る際などは、膝以外にお尻の筋肉も働いでいます

特に大殿筋(だいでんきん)や内転筋(ないてんきん)という筋肉は、膝を介して地面に力を伝える作用があるため、大切な筋肉です。

これらの筋力が低下していたり、筋肉自体がこわばっていた場合は、脚に力が入らないという事態が出てくる可能性があります。

変形性関節症の初期段階にある方の多くは、”階段などで脚の踏ん張りがきかないという症状”を経験されます。

膝に力が無いように感じても、実際は股関節の力が低下しているというケースは、少なくありません。


膝に力が入らない原因として考えられることとして、

  • 半月板の問題
  • 膝に体重が乗らないという問題
  • 筋肉のこわばりによる問題
  • 股関節に問題がある

この4つが挙げられます。

次は、それぞれの対処法について、触れていきたいと思います。

正確な診断は医師しかできません。
何か症状がある場合は、整形外科を受診するようにしましょう。
自分の病態を知り、安全性を把握した上で、こちらで紹介させていただく対処法を実践してみて下さい。

『膝の痛みで力が入らない』ケース別の対処法まとめ

それぞれのケース別に、ご自身でできることをまとめておきます。

半月板の傷への対処法

半月板損傷の場合、自分で対処していくには限界があります。

時間経過で回復を待っても、半月板には血管がないため、治癒する可能性は低いといわれています

医療機関で、適切な処置を受けるようにしてください。

安静にしているだけでは筋力が低下していくので、症状が出ない膝の角度を見つけ、軽めのスクワットや、椅子に座った状態での膝の曲げ伸ばしなどを実践することが大切です。

膝に体重が上手に乗っていない場合の対処法

膝に上手に体重を乗せるためには、膝以外の部分が柔軟でなければいけません。

先ほどもお話しさせていただきましたが、床から立ち上がる際などは股関節を深く曲げたり、体幹を丸くするような動きが必要になります。

それらの動きの固さを1つ1つ改善していくことで、少しずつ膝に体重が乗るようになってきます。

いくつか体操を紹介させてください。

①体幹をひねる

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このようにな姿勢になり、30秒を目安に伸ばしていきます。
(深呼吸をしながらゆっくりと伸ばします)

②体の脇を伸ばす

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体の脇もしっかり伸ばしましょう。
こちらも、30秒を目安にストレッチしてください。

③股関節のストレッチ

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股関節のストレッチもしていきます。
つまり感や痛みのない範囲で、できるだけ深く曲げてください。

④四股ストレッチ

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股関節の動く範囲を目いっぱい使う体操です。
この体勢がつらい方もいらっしゃると思いますので、できる範囲でOKです。


股関節と体幹の柔軟性は、直接的に膝に影響を与えます。

これらのストレッチを継続し、柔軟性を向上させていくことが大切です。

膝周りの筋肉に原因がある場合の対処法

膝周りの筋肉がこわばっている場合は、マッサージやストレッチなどで緩めてあげることが大切です。

特に・・・

  • 太ももの前後
  • 太ももの外側
  • ふくらはぎ

などが固くなりやすいので、しっかりほぐしておくと良いでしょう。

太ももの前のストレッチ

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腰を反りすぎないようにしながら、太ももの前を伸ばしていきましょう。

太ももの後ろのストレッチ

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椅子に座って片足を伸ばし、ゆっくり前傾していきます。

この時、つま先はしっかり立てておいてください。

30秒を目安に、太ももの後ろをストレッチしていきます。

③アキレス腱伸ばし

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ふくらはぎの筋肉も、しっかり伸ばしておきましょう。

他にも、太ももの外側やふくらはぎの奥の筋肉もこわばりやすい場所です。
お風呂に入った際などに、マッサージをするのもお勧めです。
石鹸を手に付けて滑りやすくしておくと、やりやすいと思います。

股関節に原因がある場合の対処法

この場合は、股関節の機能を回復していくことが必要になります。

膝だけでなく股関節にも脱力感があるようであれば、一度整形外科を受診することをお勧めします。

ご自身では、股関節を無理のない範囲で動かしていくことが大切。

簡単な方法を2つ紹介させていただきます。

腰をクルクル回る体操(股関節の動きを感じながら行う)

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このケースの場合、股関節がうまく使えていない場合が多いです。

股関節を動かすイメージで、腰をクルクルと回してみましょう。

大殿筋・内転筋の筋力強化

・あおむけに寝ます

・両膝をできるだけ深く曲げ、膝を立てます

・そのままお尻を持ち上げていきます

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・5秒持ち上げて休憩を、10回程度繰り返しましょう

地面に力を伝える為に必要な筋肉です。

しっかり鍛えておきましょう。


原因に対して的確なケアができれば、その場で変化が現れるはずです。

数や量をこなすよりも、1つ1つのケアを丁寧に行うようにしてみて下さい。

まとめ:膝の痛みで力が入らない事について

一言に『膝の痛みで力が入らない』といっても、その原因は様々。

単純に”筋トレやストレッチをすればOK”というわけではないのが、厄介なところです。

病院のリハビリにみえる方の中には、『自己判断で無理な運動をしたことで痛みが悪化してしまった』という方も多くいらっしゃいます。

繰り返しになりますが、痛みや違和感を感じた場合は、まずは病院で診断を受けるようにしてください。

そして、その上で当てはまる症状があれば、よければ実践してみてください。

不安も大きいかと思いますが、何とかつらい時期を乗り切りましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※当てはまる症状があれば、こちらも参考にしてください。

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